前回の記事で屏東までやってまいりました。
今回は以前飛行機が隣の席で知り合った、屏東でお店をやっているおじさんに会いに行きます。
今までは(一般的)観光、これからはおおよそ一般的とは言えないお廟巡りのコーナーです。
ホテルの名物おばあちゃんからの「屏東にきたらここに行くと良い」という観光スポットをごめんねごめんねと聞き流し、屏東公共自転車Pbikeで屏東の町を爆走にかかります。
twitterでも #台中~屏東無計画旅行 で呟いてましたので、ご興味ある方はどうぞ!
台中のお友達に空港に迎えに来てもらって逢甲夜市に来てます〜!賑やか!西瓜〜〜〜 #台中~屏東無計画旅行 #3taizi6969 pic.twitter.com/eYORgP3QTC
— キカ@8/11-15 台中〜屏東間放浪 (@dkdk1071) August 11, 2018
台中~屏東無計画旅行 3日目(8月13日)
旅程
8/11 成田空港発/台中国際空港着 華信航空(マンダリン航空) AE267
台中で澎湖での友人さんと合流
宿泊:友人さん宅
8/12 台中観光
宿泊:友人さん宅
8/13 屏東へバスで移動
Ke'Lake客啦客早午餐 (←飛行機で知り合った方のお店)
屏東太子宮
宿泊:屏東 台輪時尚旅店
8/14 どこいこう??
宿泊:????
8/15 どこいこう??
宿泊:友人さん宅
8/16 台中国際空港発/成田空港着 華信空港 AE266
屏東市内 走走
さて屏東公共自転車Pbikeを手に入れ…一眼レフをカゴに突っ込み、ショルダーバックを背負い、いざ出発!
おじさんのお店の住所をグーグルマップにいれこんで、経路を検索。
正規ルートですと、大通りをずーーーーっと進めばいいだけですね。
屏東の街の大通りはヤシの木が植わり、南国を感じますね~。
そこそこに百貨店のようなお店や役所もあるのですが、平日のお昼すぎなこともあるのかあまり人は歩いていません。天気は曇り。
あ、もちろんスクーターや車はバンバンすれ違います。
途中大通りをまがって、細い路地へ。
一本入れば住宅街ですね。いきなり廃屋や小さなお廟も見えてきます。
ここのお廟は中元普渡まではお廟も閉めているようですね。
自転車に乗って街を走っていると、観光客でも地べたに足がつくような感覚があってとても好き。
そして目的地はさらにくねくね路地をまがった、おおよそ地元民しか通らないちょっとほの暗い道にありました。
屏東太子宮
住宅地の中の小さなお廟。表にはカジュマルの木。
ここが中壇元帥哪吒三太子(太子爺)を祀る太子廟、屏東太子宮です。
屏東には初めて来るので、太子廟はないかな~と事前リサーチしてたのですよね。
しかし、来たものの…前門が閉じられており脇の入り口から入れるとはいえ躊躇…
こういった小さいところは普通時でも入りにくいのに~~……
まあ鬼月だしな、あんまりお廟もいかない方がとも聞いたしな……自分に言い訳し、外から拝拝に留めておきました。
名残惜しいですが…
↑カジュマルの木と榕樹公の祠。古い樹には樹神が宿るので敬意を払いお祀りしています。ずっとこの場所を見守ってきた樹なんですね。
……旅行記をお読みいただいている方には「なんでそんなに太子爺?」て思われていそうな気がしてきました。
いつかまとめるのでざっくり三太子(太子爺)が推しなんだなくらいに思っておいていただければ幸いです。
推し神様が三太子、その通り。
日本でいえばそうですね…スサノオノミコトが好きなので素戔嗚神社を探して行ってみる、に近い感覚でしょうか???三国志から関羽を好きになり、関帝廟を探して行ってみるのがわかりやすい??聖地巡礼?
屏東の街 再走走
↑台中の街では5,6軒あるけば飲料店に当たるほど飲料店がありましたが屏東では1つの大通りに1軒くらい…ウォータースタンド(加水站)のがありそうですね。
Pbikeに戻り、屏東の街に戻ります。
なんとなくこっちの方と自転車を走らせ…
屏東の街はカラフルで鮮やかな看板がポンポンと立ち並び、きれいですね。
都会とは言えないけど田舎でもなくほどよい感じの街。町の眺めがとても好きです。
時折大通りを逸れて住宅街に入ってみたりすると結構な高級住宅もあったり。
目的地 Ke'Lake客啦客 早午餐
そしてそのうちに…
つきました!
かわいい店内とおしゃれな雰囲気なブランチのお店です。
飛行機の中で「良いお店ですよ」と聞いていた通りの素敵なお店~~
営業時間は6時半~15時とのことでわりと滑り込みで入店。ちょうどこの日はひと段落ついたあとのようでした。
「日本からきましたキカです」と名乗り、店長さんや奥様にご挨拶。
自転車できたことに驚かれました…^^;
そりゃあ、まあ、うん、そうですよね(笑)
お店ではおすすめの火腿のプレートメニューをいただきました!これがまたとってもおいしい…
落ち着いた店内と美味しいごはんに自転車の疲れがするする抜けていくようでした。
店の片づけが終わったらホテルへ迎えにいくからご飯行きましょうと誘っていただき、ではホテルまで戻るかとしていたところ……雨!しかも土砂降り!
台湾南部は昼頃雨が降って、止んでからは少し涼しくなるんだそうです。
ただこのところは台風の影響で雨が多く、止む気配がない…
というわけで片付けが終わるのを待って一緒に出ることに。
屏東太子宮再び
お店に来る前に太子宮に寄った事、でも鬼月だし前門が閉まってたので入らなかった事を話したところ…店長ご夫妻のご厚意で車で、また屏東太子宮につれてきていただきました!
中に入れるの嬉しい~~
どうやら店長さんは数日前に太子宮に来ていて、「今度日本の三太子に惚れてる子が来るから、ここにも来るかもしれない」と太子宮のおばあさんに言っていたみたいです…。
三太子に惚れてる子って!そうだけど!どんな紹介されてるんだ(笑)
撮影許可もいただいたので、ご紹介させていただきますね。
屏東太子宮
正式名称は屏東王厝太子宮。
主神 中壇元帥(太子爺)、左神 福徳正神、右神 註生娘娘
一間の小さなお廟で、金のお顔の太子爺です。
もともと屏東に中壇元帥を祀る廟はなく、高雄三鳳宮へ参っていたとのことなので、高雄三鳳宮からの分霊ではないでしょうか?
太子爺の誕生日である旧暦の9月9日は三鳳宮へ参拝しているようです。
おばあさんは旦那さんから引き継いだそうで、このお廟も歴史としては50年?ほど。
太子爺は神通力の強い、武勇に優れ魑魅魍魎を駆逐する武神ですが
子供の姿をしているので老若男女親しみやすく、子供の守り神としても信仰を集めています。
その親しみやすさを極めた結果があのファンキーに踊る電音三太子といえますね(笑)
そんな太子爺へのお供えと言えばお菓子やおもちゃ。
車、コマ、メンコとかがお好きらしい?
車もスポーツカータイプが好きとかオトコノコ!て感じで大変かわいらしいのですよ…
ミルクティーも好きなんだって。最高でしょ可愛い。
店長さん方のおかげでこの太子宮に来れてよかった~
ご家族によって守られた暖かいお廟でした。
前門の閉まっていたこのお廟ですが、中元普渡後には門を開けるとの事です。
次回は
ちょこちょこ単語の出てきている台湾の風習【鬼月】について少しお話ししようかと思います。
そして屏東太子宮の後に連れていてもらった屏東玉皇宮。
ここから台湾の宗教文化【民間信仰】がメインです。私も見ながら調べながらですので詳しくはないですがローカルな台湾文化の面白さが少しでもお伝えできたら…。
次回もどうぞよろしくお願いいたします。
次回記事はこちら ↓