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台中~屏東無計画旅行⑦ -神様のデパート屏東玉皇宮-

前回は台湾の鬼月の紹介だけで終わってしまいました、今回は屏東玉皇宮のご紹介です。

屏東駅から徒歩5分ほどの『封神演義』『西遊記』に登場する神様もたくさんいらっしゃる、まるで神様のデパートかのようなどでかいお廟。

屏東太子宮につづいて、屏東のKe'Lake客啦客早午餐店長ご夫妻に連れて行っていただきました!

他のお廟とはちょっと違う迫力のあるお廟でした。もう情報過多でキャパオーバーです、見切るのに1時間半はかかったんじゃないかな!

ちょっとマニアックすぎるのでご興味ある方はどうぞ^^;

 

 twitterでも #台中~屏東無計画旅行 で呟いてましたので、ご興味ある方はどうぞ!

 

 

 

 

台中~屏東無計画旅行 3日目(8月13日)

 

 

 

旅程

 

8月13日時点計画表

 8/11  成田空港発/台中国際空港着 華信航空マンダリン航空) AE267

      台中で澎湖での友人さんと合流

      宿泊:友人さん宅

 8/12  台中観光

      宿泊:友人さん宅

 8/13  屏東へバスで移動

      Ke'Lake客啦客早午餐 (←飛行機で知り合った方のお店)

      屏東太子宮

      屏東玉皇宮

      宿泊:屏東 台輪時尚旅店

 8/14  どこいこう??

      宿泊:????

 8/15  どこいこう??

      宿泊:友人さん宅 

 8/16  台中国際空港発/成田空港着 華信空港 AE266

 

 

屏東玉皇宮

 

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住所:屏東県屏東市自由路145号

主祀:玉皇上帝 

構造:大殿(前殿)2階建/後殿 4階建

 

 玉皇宮概要

 

屏東玉皇宮の歴史の起源は70年ほど前。

1966年に現在の住所に移ってきて仮の臨時宮を建て、そして1971年から1999年の年月をかけ、一殿一殿神壇を増築し、現在の七宝殿になったそうです。

 

開殿

民国65年(1976年) 大殿 - 2F 霊霄宝殿・1F 地蔵宝殿

民国84年(1995年) 後殿 - 4F 大雄宝殿・3F 三清宝殿・2F・皇公宝殿

民国88年(1999年) 大殿 - 左殿 大成宝殿・右殿 円明宝殿

 

玉皇宮は前殿と後殿の2つの棟があるのですが、前殿は2階建といえど2~4階がぶち抜きで天井が高い設計になっています。

まずは後殿の上から順々に降りていってみましょう。

 

写真はあったりなかったり。知識も偏っているのでご容赦ください…。

台湾のお廟は大体写真OKですが管理人さんや事務所の許可は取った方がいいですね。それと、神様にカメラを向ける場合は必ず拝拝してからにしましょう。

神様とお話ししてる方もいらっしゃるので邪魔はしないこと!

 

後殿 4階 【大雄宝殿】

 

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最上階の4階には仏や菩薩等の仏教の世界で釈迦如来、観世音菩薩、文殊菩薩普賢菩薩などがいらっしゃいます。

その方々はみな金色で荘厳な仏門世界が表されていました。 

左右には赤い顔の伽藍菩薩(関羽、柔和な肌色の韋駄菩薩

 

階段の横の絵は『封神演義』からの絵が多くありました。

とりあえず黄天化の玉麒麟がただのキリンだから見てほしい……キリンだ…

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後殿 3階 【三清宝殿】

 

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3階は道教の諸神

中華道教の神々の世界ですね。日本の道教の本に出てくる神々です。

 

主祀は元始天尊

並びに霊宝天尊道徳天尊などの道教のトップの神々や田都元帥、雨伯や雲師などの天候に関する神、南方火徳星君などの星神。左右に大きな中国創造神話盤古や女媧。

 

この玉皇殿は像が大きいのです!そして神像仏像ともにとっても失礼なんですがどことなくフィギュアっぽい。像というか人形ぽいのです。

お顔もユニークな感じで…

なんでしょう、お廟というかちょっと人形館味があって不思議な感じがします。

おそらくお廟に一歩足を踏み入れた瞬間から何か違うな…?と思うと思いますよ。

とりあえず写真右側の中国神話最初の天地開闢の神である盤古さん(肩と腰にみの付けたおじさ、)とすごい目が合う。なんか悲しそうな顔してらっしゃる…

 

後殿 2階 【皇公宝殿】

 

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2階は始祖や王朝の開祖など?3階とともに道教諸神。

天地開闢の神や概念的な自然神の多かった3階よりは地上に近くなってきた気がしますね。もともと人である神が中心です。

月下老人などは台湾に行かれる方ならご存知じゃないでしょうか、縁結びのおじいさんですね~。

 

主祀は軒轅黄帝始祖。並びに王母娘娘、神農大帝、伏犠大帝、保生大帝、月下老人、托塔天王、九天玄女などなど

どういう区分かよくわからないのは清源妙道真君、華陀神医、韓信元帥

 

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清源妙道真君といえば『封神演義』に登場する楊戩のことですね。(緑の着物)

華陀といえば『三国志』にも登場する医師、韓信元帥は『項羽と劉邦』で有名な秦末の天才武将(緑の着物の右隣)…

なんだろ…どういう……

 

 

 

さて、後殿を2階まで降りてくると前殿への通路がありますので前殿に行きましょう。

もうこの時点でキャパオーバーしてるあまりに神明の数が多い!!!皆さん体も大きくて主張も激しいのです~~

 

前殿 2階中央 【霊霄宝殿】

 

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2層建て!!!

2層建ての神壇とか見たことない!装飾もすごい!もうこれでもかってほどきらびやかですよ…!

霊霄殿というのは『西遊記』にも登場する天界の長である玉帝(玉皇上帝)の起居する宮殿のこと。

 

上層部には中央にこのお廟の主神玉皇上帝、左右に南斗星君、北斗星君、太白金星

下層部には三官大帝、托塔天王、紫微大帝、関聖帝君(関羽)、四大軍師(張良諸葛孔明、徐茂公、劉伯温)、天上聖母(媽祖)、千里眼、順風耳、註生娘娘、済公菩薩、金吒太子、木吒太子、中壇元帥、虎爺…

 

この壇は民間信仰上よくお見かけする神々ですね!

後殿の3・2階は道教的でしたが、前殿は民間信仰の神々という感じがします。

私にとっても馴染み深い神々で…ようやくちょっとひと心地ついた感じです。

ここをお参りすると『仕禄順遂、吉祥如意、生意興隆、財源滾滾』とのこと。

商売繁盛、金運上昇、すべて思いのままにということで合ってるかな?

 

さてこの壇には手前に太子爺がおりますね~。

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左から中壇元帥哪吒三太子、金吒大太子、木吒二太子

三太子の三は3番目の子だからなんですね、お兄ちゃんが二人います。

太子爺廟でない限り3人並ぶことは少ないので、なかなか兄をお見かけする機会は少ないです。

この兄弟で一番有名なのは末っ子の哪吒で、大体どこのお廟も哪吒三太子のみ。

こうして3人壇に並ぶ際は必ず中心が長兄。孝行の国だなあ。

これだけ大きい像をなかなか間近で見ることも少ないのでしっかり拝拝してきました。

この哪吒さんは波に乗ってますね。ポージングはよくある型ですが波乗りとは…哪吒閙海を意識してるかな?

 

前殿 2階右側(龍側) 【大成宝殿】

 

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この階は中央のみでなく左右両方とも二層式です。

こちらの主祀は孔子。先日の台中市内観光でもいった孔子廟に祀られる儒教の祖である孔子ですね。勉学の神が中心の文殿です。

 

上層部には儒学の祖である孔子、学問の神である文昌帝君、儒門四聖(顔子、曽子、子思、孟子)など

下層部にの主祀は南宋の理学家朱文公(朱熹

並びに老荘思想の祖である老子、儒門二十八先賢、二十四先儒など勉学に関わる神々

 

この壇の前にはコルクボードが設置してあって、孔子先生、文昌帝君にあやかろうと受験票がたくさん貼ってありました。

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 祭壇側でない方も惹かれる作り…ちょっとレトロな感じがまた良い

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前殿 2階左側(虎側) 【円明宝殿】

 

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2階最後は『護国佑民』を掲げた、大成宝殿の文殿と逆の二層式武殿。左右で文武殿を立て真ん中の霊霄殿を護る形をとっているそうな。武将神が中心です。

 

上層部の主祀は斗姥元君(仏教では摩利支天)、妙梵天尊、燃燈古仏、孫臏仙翁など

下層部は殷元帥(殷郊)、姜太公、文王祖師、斉天大聖、二郎神君、関聖帝君(関羽)、関平将軍、周倉将軍、六十大歳星君

 

三国志』『西遊記』『封神演義に登場する人物ばかりですね!

殷元帥は『封神演義』では紂王の子である殷郊姜太公は太公望姜子牙二郎神君は楊戩です

関聖帝君、関平周倉はおなじみ『三国志演義』から。

上にいらっしゃる孫臏仙翁なども中国の春秋戦国時代斉の国の孫臏ですね。春秋戦国時代好きにはたまらない~でもお顔はよくわからなかったです、どれだったんだろ…

 

四不象に乗った姜子牙と、後ろで日月を掲げている緑色の三面六臂が殷元帥。

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二郎神君(楊戩)。後殿にも清源妙道真君としていらしたな…??あちらは三眼でなかったですがこちらは三眼ですね。f:id:k-3taizi:20180920135928j:image

 

斉天大聖はもちろん『西遊記』の孫悟空。おサル顔がキュートです。桃持ってる~

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前殿 1階 【地蔵宝殿】

 

玉皇宮に踏み入ればすぐ目の前に見えるのは地蔵宝殿。ここには地獄の神がいらっしゃいます。

像が大きくて異様な雰囲気。上の階と比べて天井が低く、大量の神明がギュッッとされてる感があります。

神像のサイズも日本の興福寺阿修羅像くらいのサイズがゴロゴロ、もっとでかいのもゴロゴロ、小さいのもゴロゴロ。所狭しと大小様々な神像がゴロゴロ。こんな地獄は怖い。

お廟に入ってみたらお化け屋敷だったみたいな感じある。

人間の罪を裁き善悪を分別し悪を懲らしめる…

つまりはまず入廟で参拝者の善悪を判別し、善の者だけが天上の神の元へ参れるという道順でしょうか………え、こわくない?

 

主祀は地蔵王菩薩。並びに五嶽大帝、文判官、武判官、地獄の十王、城隍、七爺、八爺、牛将軍、馬将軍、福徳正神、鍾馗大帝、清水祖師、南極仙翁、八仙、四天王…

 

この階はとてもカメラを向けようとは思えなかった…というわけで写真ないです。是非現地でこのおどろおどろしさを体験してもらいたい^^;

 

 

さて……階ごとに降りてきました。

私がキャパオーバーになったのわかったかな!

一壇一壇どこにどの神明がいるっていう表があるんですけど、あまりに居すぎてよくわからない。

いま目につく神様しか挙げてませんので、また行ったり、もっと勉強すれば知り得る神様もいっぱいいるんだと思います。

 

玉皇宮所有文物

 

そしてこの玉皇宮には文物館もあるようで……多分入れないと思うんですが…

パンフレット見る限りそこにも大量の神明が……しかも電音三太子のように着て練り歩くタイプが……少なくとも72尊………少なくとも……

その他童子48尊、神轎(お神輿)110頂(武轎90頂、文轎20頂)、涼傘244支…

あと動物類の模型象も100体ほど…キリンとか恐竜とかもいるみたいですよ。

そしてこれが旧暦の新年に屏東の街を練り歩くそうな。

もうそれエレクトリカルパレードとかUSJパレードとかじゃないのかな。ハロウィンかな。普通に見たい、ティラノザウルスに先導されるお神輿とか見たい…楽しいと思います…。

 

 

 

そんなこんなな屏東玉皇宮のご紹介でした。

パンフレット読めば読むほどわからなくなってくるやつでした。規格外すぎないかなこのお廟。

とてもマニアックになってしまいましたが最後まで読んでいただきましてありがとうございました!

推し神様はいらっしゃいましたでしょうか。もし屏東に行かれる際はぜひお参りしてみてくださいね。

 

 

次回は

 

玉皇宮のあとは店長ご夫妻とお別れし、一人で屏東の観光夜市へ。

14日午前中は屏東の街をまた公共自転車Pbikeで走走。ひとりになるとお廟巡りしちゃうんですよねぇ…

屏東編は次回でおわ・・・れるかな?微妙かな?

また次回もどうぞよろしくお願いいたします。

 

次回記事はこちら ↓

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